ユーロ反発

昨日、ファースト・リパブリック銀行の
経営不安からリスクオフ相場となり、
ユーロドル、ドル円、ユーロ円が揃って
崩れたが、本日ユーロは反発している。
ビルロワドガロー仏中銀総裁発言が
ハト派的だったとは言え、そもそも
ユーロが売られる理由はあまりなかった。

ファースト・リパブリックの危機が
消えた訳では無いが、
全体としてみれば米経済は堅調。
中小地銀問題で、米経済全体が
沈下する局面ではない。

また、本日の国会答弁でもわかるように、
植田新日銀総裁が28日に
政策を変更するようにも見えない。
日本経済は先日の短観でも示されたように
さほど楽観できる状況でもない。むしろ
決算の内容を見ると、あまり良くない。

昨日売り込まれたクロス円の
買い戻しがありそうだ。