金融緩和継続の意思を表明した植田新総裁
今週最大の注目点は、28日(金)
植田新総裁による日銀政策決定会合。
政策変更は予想されているが、
YCCという政策の性質上、どうしても
サプライズの形で終わらせるしかないので
「もしかしたら」という思惑は常にある。
本日、
衆議院決算行政監視委員会第1分科会
において、植田日銀総裁は、
YCC正常化の条件として
「半年先や1年先・1年半先の
日銀の物価見通しが2%前後になり、
見通しの確度が高まっていると
認識できるとき」と発言した。
この言葉通りであれば、YCC正常化は
まだまだ先ということになる。
米国がいずれ景気後退となり、
日本がいずれYCC解除となるので、
一部の市場参加者は円高とみているが、
YCC解除すらまだ難しいとなると、
いずれ再度円安局面が
来るのではなかろうか。