リスクオフ相場は終了か
シリコンバレー銀行、
シグネチャー銀行の破綻、
名門クレディ・スイスの救済合併、
一連の金融不安の動きは、
とりあえず収束した模様だ。
金融不安が出てくると、
しばらくは簡単には収まらないのだが、
今回の銀行破綻の理由は米金利上昇に
銀行サイドのマネージメントが
追いついてなかったということ。
資産サイドにあるのは米国債なので、
いずれ元本は戻ってくる。
よって、危機が伝播する可能性は
それほどないのだろう。
そうなってくると、
リスクオフで買われていた円は、
反対に売られやすくなる。
しばらく時間が経過し、
再びインフレ対応が
市場の注目点になるときは、
引き締めできない円は売りの対象になる。
もしかすると、今が
そのターニングポイントかもしれない。