24日の植田氏所信聴取がポイント
先週金曜日のNY市場で、
ドル円は135円台を示現したものの、
利食い売りに値を崩した。
本日President’s Dayで、
多くのプレーヤーが3連休前に
利食いを入れた格好となった。
今週のイベントで重要なのは24日 (金)
植田新日銀総裁候補への所信聴取だ。
その前に本日雨宮副総裁が
「出口では市場が混乱する
との懸念も議論されているが、
国債の処理や金利を
必要に応じて上げていくなど、
技術面では対応しうる」と述べた。
これまでとは違い、
一歩踏み込んだ表現になっており、
植田新日銀総裁が
“正常化に向かう事を表明する地ならし”
にも見える。しかし、植田氏が就任を前に
刺激的なことを言うとも考え難いので、
金融緩和に積極的なことを説明し、
YCC解除等に関しては将来の課題と
位置づけるのではなかろうか。
だが、24日に向けて、海外勢が
日本の金融政策変更を材料に
円買い投機をする可能性には注意。