弱い米経済指標にリスクオフ
昨日発表された米経済指標、
米12月卸売物価指数は
予想+6.8%のところ+6.2%、
コアの数字も
予想+5.7%のところ+5.5%、
米12月小売売上高は
予想−0.8%のところ−1.1%と、
いずれも予想を大幅に下回った。
特にPPI(卸売物価指数)の低下は、
今後の米CPI(消費者物価指数)が
低下する可能性が高い事を示唆している。
当初は、インフレ低下を好感して
米国株は上昇したが、
リセッション懸念も高まり
終値ではマイナスの数字となった。
こうした影響を受けやすいのが豪ドル。
しかも本日の12月新規雇用者数は
−1.46万人と予想の+2.25万人を
大きく下回った。
結果的に豪ドル円は
昨日の日銀政策決定会合を前後して、
89.50円辺りから91.91円へと急騰し、
現状88.50円と、猛烈な
急騰急落となっている。もしかすると、
このところ中国経済の再開を囃して
豪ドル買いが少し進んだが、
相場転換の可能性が
出てきているかもしれない。