GBPAUDは両通貨が強く動き、米国の長期国債利回りは上昇し続けています

•GBPAUDは、両通貨が上昇するにつれて軟化します
•米国債利回りは一晩で10bps以上上昇し、株式市場とコモディティ市場を押し下げました

ポンドからオーストラリアドルへの為替レートの見通しは、AUDに対する市場の需要が回復し、両通貨が上昇しているため、軟化しています。英国は、他の主要経済国よりもはるかに速い速度で国民に予防接種を続けており、ここ数週間のポンドの強化に大きく貢献しています。一方、オーストラリア準備銀行（RBA）は、最新の会議議事録を公開しましたが、これ以上の驚きはありませんでした。 RBAは、量的緩和政策の現在の規模を拡大する理由を説明しましたが、マイナスの利益はほとんどありそうもないことも示しました。これにより、投資家は通貨の購入に大きな自信を持ち、AUDの需要が高まります。

GBPAUDペアの経済指標に関しては、明日は英国のインフレ率がありますが、木曜日のオーストラリアの雇用市場の発表よりも影響が少ないです。オーストラリアの雇用市場は、国の経済の健全性を示す重要な指標であり、意外な結果が出た場合、AUDはさらに押し上げられる可能性があります。金曜日に、英国は小売およびPMIデータも発表します。期待を下回った場合、GBPに対するアピールは少し弱まる可能性があります。

米国では、10年物国債利回りは一晩で10bps以上上昇し、1.321％となり、1年で最高レベルになりました。投資家がリフレの希望と一見過大なバリュエーションのバランスをとろうとしているため、この上昇は株式市場とコモディティ市場にさらに下向きの圧力をかけています。現在、S＆P 500指数は、5年間の平均である21.2をはるかに上回る、32.3に近い株価収益率で取引されています。コモディティ市場では、国債利回りの上昇に伴い、非利回り資産を保有する機会費用が高くなるため、貴金属価格はわずかに引き下げられました。さらに、金価格は1.26％急落し、1,800ドルの水準を下回りましたが、原油生産を混乱させたテキサスの冷風により、石油価格は上昇を続けました。