FOMCを前に、調整相場
今週水曜、11月2日のFOMCは
重要な転機になる可能性がある。
それは、12月以降の引き締めペースを
スローダウンさせるかどうか、
決定すると想定されているからだ。
その場合、ターミナルレートに
かなり近づいていることになり、
ドル売り方向にマーケットが
動く可能性がある。
しかしながら、仮に利上げペースが
スローダウンしたとしても、それでも
12月は0.5%の利上げだ。
かつてであれば、
大幅利上げということで、
大騒ぎするレベルである。
0.75%という急速な利上げを
今週で4回連続して行うことになる。
前例のないペースだ。
すなわち、どんなに
スローダウンしたとしても、
日米金利差にはとてつもない開きがあり、
この差は埋めようがない。
多少ドル円が調整したとしても、
すぐにドルは堅調に転じるだろう。
利上げのスローダウンを
記事にしたティミラオス氏は、
即座にその後、立場を変えて、
ターミナルレートは市場の観測より高い
という記事を出している。
そうであるなら、やはりドルは強いだろう。