やや焦点ボケ
今年前半は、ドル円が相場の中心だった。
少し前は、ポンド売り。
ドルは全体的に非常に買われた。
しかしトラス政権も政策の多くを
放棄しており、その面からの
ドル高はなくなった。
ドルは堅調ながらも、市場はややテーマを
失いつつあるように見える。
米経済指標も弱い数字が
見られるようになっているが、
だからと言ってすぐに米金利が
下がるとも思えない。
しばらくは、材料難の持ち合い相場だろうか。
欧州の天然ガス価格が落ち着き、
在庫量も十分になってきた。ただ、
キャパシティがいっぱいというだけで、
この冬危機が訪れることはないとは
言い切れないが、天然ガスはダブついてきた。
ユーロの下落も落ち着いてきており、
近いうちに反転があるかもしれない。
ドル上昇トレンドが終わるようには
見えないが、警戒すべきポイントに
近づいてきている様に見える。