英国発のニュースに右往左往する中、ドル円は高値更新
昨日来、英国からのニュースに
マーケットが大きく揺れている。
最初は、10月14日の期限が
延長されるだろうという観測記事だった。
しかし、ベイリー総裁は10月14日の
デッドラインを遵守すると強調、
「あと3日」と明確に発言した。
ところが、本日はFT紙が、
実は内々にマーケットが荒れた場合、
「また英中銀は介入する」
とのインサイダー情報を流し、
それが改めて英中銀に否定された後、
トラス政権が減税案の一部を
撤回するとの話が出ている。
ここまで混乱すると、さすがに政策を
撤回せざるを得ないとは言えそうだ。
本当にいくつかの年金が破綻した場合、
クリスマスを待たずに
辞任ということにもなりかねない。
ポンドの相場は無駄な変動が多くなり、
やり難くなってきている。
ドル円は、その間、
これまでの高値を更新している。
介入の雰囲気もない。介入警戒で
ロングポジションがあまり無いので、
下がり難い。当局が市場に牽制しても、
結局は無駄という典型例となりそうだ。