ドル上昇トレンドの反転か、トレンド継続か

昨日は、ドルの上昇トレンドが
きれいに切り替えした日だった。
ユーロドルは0.9535前後まで低下後0.9750へ、

ポンドドルは1.0540から1.0915へと急反発した。
豪ドル、NZドルといった通貨も堅調だ。

問題は、これが本当のトレンド転換なのか、
それとも単なる調整なのかだ。

明日は月末なので、リバランスの
フローが入るが、これもこのところは
ドル売り方向が多いので、ドル売りが
再度入る可能性もある。しかし、継続的な
ドル安はやはり難しいのではないだろうか。

英国が困難な状況となったので、
引き締めを続けるにも
限界があると思う人も増えてきた。

意外なところから、FRBの
引き締め路線も頓挫するかもしれない。
だが、パウエル議長は、仕事が終わるまで
インフレが根絶するまで、闘うと言った。
その言葉を覆すには、インフレが収まった
という相当な証拠がなければならないが、
それはまだまだ先だ。批判は浴びても、
「痛み」が経済を覆っても、
パウエル議長の道は一つしかない。

よって、いずれまたドル高トレンドだろう。