ポンドドル1985年安値1.0520を割り込む急落
先週金曜日に発表された
トラス新政権による大規模減税案に
国債増発が懸念され、
英国債そして英ポンドは急落した。
月曜のアジア市場という薄い中、
ポンドドルは1.0330前後まで。影響で、
ポンド円等のポンドクロスも急落し、
ユーロドルやユーロ円も下落した。
あまりにも売られ過ぎなので、
リバウンドはあるだろう。
そして、英政府や英中銀からの
反応にも注意したい。
しかし、英中銀が利上げしたところで、
この困難は終わらないだろう。
英政府の財政案が
撤回されないといけないが、
トラス首相の政治生命を
掛けた勝負なので、難しいだろう。
ドル円に関しては、介入額が
3.5兆円程度だったのではないか
との観測が流れている。
マーケットリアクションから想像するに、
その程度の金額だろう。
スムージングオペレーションの域を出ない。
黒田総裁が金融引き締めに
動くことはとても考えられないので、
ドル円はやはり押し目買いだろう。