徐々に強まる財務省からの「円安牽制」
鈴木財務相
「円安進行含め為替動向を緊張感持って注視」と発言し、
一時円高に振れた。
しかし、125.10円前後までで、下値は固そうだ。
また、徐々に円安に対する警戒度を強めてはいるが、
まだ本気で介入等を使って
為替相場を押さえつけようというニュアンスは感じられない。
おそらく、為替介入等の実施には
まだ数円ほど距離がありそうだ。
本日のCPIが最大の注目。
市場予想8.4%、前月は7.9%。
予想以上に高ければ、
ドル円も126円台をつけるシーンもありそうだが、
そこからどんどん上昇するかどうか、
それはわからない。
いったん、材料出尽くしになる可能性もある。
中長期的な円安は十分有り得るシナリオだが、
目先のドル円は随分高いところにもあり、
反落リスクも意識したい。