ドル全面高の展開
ドル円も堅調だが、
ユーロドルや豪ドルドルも下げ始めている。
背景にあるのは、
やはり米国の金融引締観測だろう。
FOMC議事録において、
5月QT(量的引き締め)開始が示唆され、
5月、6月におけるFOMCでは0.5%の利上げがほぼ確実だ。
米国へ資金が流れる方向だろう。
欧州も、ECB内の意見対立はあるが、
年内引き締め開始は確実視されている。
そうした中、
頑なにイールドカーブ・コントロール政策にこだわる我が国、中銀は、
やや異質に見える。
金利が引き上げられないのであれば、
円は自然に弱くなるだけだ。