FOMC通過
焦点であったFOMCが終わった。
ドットチャートは市場予想よりもはるかに高いところにシフトし、
かなりタカ派的と感じたプレーヤーは多かったと思われるが、
想定通り0.25%の利上げにとどまったこと
(ブラード・セントルイス連銀総裁が0.5%を提案)、
毎回0.25%の利上げであればマーケットも吸収できるとして、
株価等は一気にショートが買い戻された。
ただ、FOMC後の「リスクオン」相場が続くとは思えない。
これからも米金利は上昇していくし、
5月にはおそらく量的縮小も始まるだろう。
市場の流動性を回収する動きは続く。
また、ウクライナ情勢が一服しているかのようにも見えるが、
ロシア側が意図的に融和的な雰囲気を
作り出しているだけかもしれない。
交渉決裂後に攻撃が一段と激しさを増す可能性もあり、
懸念は消えない。
金曜日に日銀政策決定会合があり、
それが今週最後のイベントとはなる。
これまで円安を容認してきた黒田総裁の気が変わる可能性もある。
ポジション調整を優先したいところだ。