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ラガルド総裁、ユーロの水準を強く警戒

日本時間21日のECB理事会では
政策の変更はありませんでした。

理事会後の会見において、
ラガルド総裁は
「ECBは為替レートを非常に注意深く見ている」と強調しました。
過去同じような言い回しをしていますが、
今回は言い方が非常に強かったように見えます。
この発言を受けて、ユーロドルは1.2140前後へと軟化しました。

しかしながら、
ユーロ上昇を防ぐために何かできるかといえば、
ECBができることは限られています。
それ故、マーケットはすぐに
ラガルド総裁の発言を忘れそうです。

マックレムカナダ銀行総裁は
「基本的見解として、時間の経過とともに
大規模緩和を必要としなくなる公算」とテーパリングに言及。
そのためカナダドルは反発し、
瞬間対ドルで1.2590前後にタッチ。
カナダがいち早くテーパリングに動くのであれば、
カナダドルの上昇は続きそうだ。