バイデン次期大統領就任演説を待つ
昨日のイエレン次期財務長官は、
通貨安誘導を否定し、
為替相場は市場に任せるべきとの方針を明確にした。
その意味では、
為替マーケットも動きやすくなるかもしれない。
目先の影響は殆どないが、
万が一、円高方向に向かった場合、
日本は介入という手段を取れないことになる。
円高になる理由もあまりないが、
円高リスクは残ることになった。
イエレン氏の講演後には、期待インフレ率が上昇した。
期待インフレ率が上昇したということは、
実質金利が低下したということ。
それ故にドル安という理屈になる。
その一方、長期金利が上昇していることは事実なので、
長期金利上昇=通貨上昇と考えれば、
ドルは上昇すべきとも言える。
しばらくは為替市場も
次の相場を模索する動きとなるだろうが、
米経済が好転し、
金利上昇がはっきりしてくると、ドルも強いだろう。