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ブラード総裁発言にドル急反発

1982年以来、40年ぶりという強いCPIが発表され、
当初ドル高、その後ドル安に転じるなど、荒れた一日。
しかし、ブラード・セントルイス連銀総裁による、
かなりタカ派的な発言後はドルは堅調に推移した。

ブラード総裁の発言には、
7月1日までに計1%利上げ、3月に0.5%利上げ、
状況次第では緊急ミーティングでの利上げ、
バランスシート縮小は
バランスシートを拡大したときと同じ以上の速さで削減、
場合によっては積極的な資産売却もといった、
極めて強いタカ派的メッセージだった。

しかし、他のメンバーはどう考えているのかはわからない。
メンバー間で意見が割れているならば、
過剰に反応するのも考えものだ。
また、来週月曜日には日銀は「指値オペ」を行う。
その際に、どの程度JGBの金利が反応するのか、
そこも見極めたいところだ。

リスクオフとは言え、米金利上昇が加速し、
日本が指値オペで頑なに金融引き締めを拒否すれば、
ドル円はやはり上昇するのではないだろうか。