好調な欧州製造業PMI
コロナ感染が拡大した欧州だが、
製造業PMIは予想57.5に対し59.0と好調だった。
ちなみに、ドイツは60.5(予想57.0)、
フランスは55.5(予想55.5)。
サービス部門に関しては、ユーロ圏51.2(予想52.2)、
ドイツ52.2(予想48.0)、フランス53.1(予想55.3)。
ドイツは予想以上に好調だが、フランスは悪かった。
英国のPMIは
製造業56.9(予想57.9)、サービス部門53.3(予想54.8)。
しかしながら、
ロシアによるウクライナ侵攻が迫っているとの緊迫感の中では、
欧州PMIの数字はあまり関係ないのかもしれない。
米国は大使館員の家族を退避させることにしたが、
欧州各国は「今現在、急激に状況が変化したわけでもない」と、
退避させない方向。
万が一、ウクライナで交戦が始まり、
しかも大規模な侵攻であったら、ルーブルは暴落し、
為替市場でも大規模なリスクオフとなるだろう。
スイス・フランや日本円が上昇することが考えられる。
今週FOMCがあるが、
そこに向けて、リスクオフ状況が続きそうだ。