115円挑戦に失敗、調整局面入りか
昨日の為替市場では、
節目となる115円の攻防が注目されたが、
結局失敗に終わった。
市場ではバリア系オプションの存在が噂された。
一方、ユーロドルは1.1300を割り込み、
一時1.1262まで急落したが、
アジアの薄いマーケットで、
ストップロスが強制的に執行されたのだろう。
ユーロドルのような動きがあると、
最近、よく相場の転換点になる。
典型的なのは、今年8月9日のゴールドだが、
早朝7時台の閑散とした中、
1760ドル台からストップロスを大量に付けて
1680ドル前後まで急落し、すぐに戻した。
この動きのあと、
ゴールドは1720ドル以下に下げることはない。
そうであれば、ユーロドルもしばらく
1.1290以下は無いのかもしれない。
ポンドに関しては12月に利上げも想定されるので、堅調だ。
総じて、ドルの売り戻しからのドル売りが
期待できる状況かもしれない。
その意味では、ドル円も一時的に高値を見たのかもしれない。