豪中銀0.1%のシーリング撤廃
豪中銀は、2024年4月債券の金利を
0.1%に抑えるYCC政策を取っていたが、
市場の圧力に負けて0.1%突破を容認、
その後3年金利は1%を超える展開となったため、
本日の政策決定会合は注目された。
結果的に、0.1%の目標は撤廃されたが、
週に40億豪ドルの債券購入は維持された。
2024年までインフレ率が
2-3%のターゲットレンジに入ることはないという文言は、
2023年には2.5%以下におさまるという表現に変わり、
2023年に利上げする可能性を示唆した。
ある程度、織り込まれている内容どおりだったので、
発表後は利食い売りが持ち込まれ、
豪ドル円は崩れた。
この崩れがどこまで行くのか、判断し難いが、
84.50円が目先のサポート。
この影響で、ドル円も急落、
104円台を維持できなかった。
今後、米FOMC、そして英中銀政策決定会合が開かれるが、
衆議院選挙という大きな材料を終えたばかりなので、
金利が上昇し続けることができるか、不明。
深い調整が気になる。
113円台前半はやはり結果的に買い場に見えるが、
今後衆議院選挙以上のイベントもないので、
調整を気にした方が良いかもしれない。