イベントの多い週

今週は、本日の米小売売上高を始め、
19日（水）に日銀政策決定会合、FOMC、
20日（木）にスイス中銀、英中銀と、
イベントが続く。政策変更が予定されて
いるのはスイスだけで、0.25％利下げされ
政策金利は0.25％と、日本よりも低い
金利となる。ドイツが大きく政策変更した
ことを考えると、スイスの利下げは
ユーロスイスをサポートする要因と
なりそうだ。

ドル円に関しては、シカゴIMM先物市場に
おける円ロングポジションが13.4万枚と
なり、それなりにドルショート円ロングが
積み上がっていることになる。そのため、
多くの人がそのうち、ドル円ショート
ポジションの買い戻しから、ドル円が
150円台に再び戻ることを想定している。

しかし、このドル円ショートは、単純に
ドル弱気であるからショートにしている
わけではなく、大規模な関税発動による
リスクオフ相場に備えてのものだろう。
トランプ政権の不確実性、不透明性、
そして突発的に大きな決定が下される
ことを考えると、なかなかドル円
ショートポジションを崩すわけには
行かないのではないだろうか。