タカ派的利下げのFOMC、ハト派的据え置きの日銀

昨日のFOMCでは0.25％利下げが
決まったが、来年以降の利下げに関しては
ほとんどないと市場は判断した模様。
ドットチャートでは2025年末まで
2回利下げの予定だが、マーケットは
1回で4％は維持されると見ている。

中立金利も上方シフトし、利下げに
反対した参加者（ハモック・
クリーブランド連銀総裁）もおり、
実質的には利下げ打ち止めの雰囲気だ。

一方、日銀は政策変更無しで、会見でも
ハト派的だった。円安が進むことで
インフレが上昇するリスクが有ると11月の
日経インタビューでは発言していたが、
今回は前年比での輸入物価の上昇は
ある程度限定的とした。

1月利上げのイメージもなく、タカ派的な
FOMCと合わせて考えると、ドル円の
上昇リスクが高いように思われる。
トランプ大統領誕生前に160円再度
トライするのであろうか。