ユーロ圏経済は上方改定。ユーロはECBの政策決定を待っています。
ユーロは木曜日のECB(欧州中央銀行)の政策決定を待っています。
8月20日以降、主に米ドルの弱さにより、
ユーロは対米ドルで2%以上上昇しました。
ECBがFRBと同じハト派の姿勢を維持している場合、
アナリストはユーロの上昇トレンドに対する圧力を予想しています。
これまで、ECBは、消費者物価の高騰は一時的なものであり、
刺激策を講じるにはまだ時間がかかるとの見方を示してきました。
昨日、ユーロ圏の経済成長率は、
消費支出と公共支出の増加に合わせて上方改定されました。
改定後、GDPは四半期ベースで2.2%、
年ベースで14.3%増加。
速報値は2.0%と13.6%でした。
また、雇用率は当初の0.5%から四半期ベースで0.7%上昇しました。
ECBがこれらの変化をどのように解釈するかは、
ユーロの方向性に少なからず影響を与えます。