新米財務長官、スコット・べセント氏の政策への思惑にドル急落
トランプ新政権の新しい財務長官に
スコット・べセント氏が決まった。
これまで様々な名前が候補として
浮上しては消えていった。
当初は、ヘッジファンドマネージャーの
ジョン・ポールソン氏が有力視されたが、
彼のファンドが持つ複雑な
ポジションとの利益相反があり、
ポールソン氏は辞退した。
その後も、イーロン・マスク氏が
キャンター・フィッツジェラルドの
ハワード・ルトニック氏を推したが、
トランプ次期大統領は
べセント氏に決定した。
トランプ氏当選直後のドル高を見て、
トランプ氏に対して
ドルはあなたを愛しているとまで
発言したのだが、市場は彼が
財政タカ派と解釈し、2028年までに
財政支出をGDP3%以内に
削減するべきと発言していた事を
重要視され、米金利が低下し、
ドルは下落した。
穏当な人選を、ウォール街は
歓迎するだろう。政策への誤解があるが、
最終的にはトランプ氏しだいか。
目先ドル堅調でも、来年以降
ドルがどうなるのか、わからない。
慎重なトレードに専任したい。