先週金曜日のドル円下落は何だったのか?
植田総裁の名古屋における講演は、
特に12月利上げを示唆するような
内容ではなかった。ドル円は
ショートカバーで155円前後へと
反発したが、上値の伸びは
今のところ重い。クロス円も同様だ。
先週金曜日、ドル円は高値156.75円から
153.85円へと3円近く下落した。
週末前のポジション調整もあるだろうが、
特に材料もない中で3円、ドル円だけが
下落したということで、市場参加者は
その理由探しに血眼になっているが、
明確な理由は見つからない。
トランプ・ラリーも息切れし、今後は
リスクオフマーケットを懸念すべき状況に
なってきたのかもしれないが、
そこも明確ではない。市場を注視して、
次の一手を考えたい。