年内までにテーパリングの可能性はあるが、利上げはすぐには来ないでしょう。ジャクソンホールでのパウエルの講演後、米ドルは下落しました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が
ジャクソンホールのシンポジウムでの講演後、
米ドルは金曜日に下落。
テーパリングが年内までに始まることを示しましたが、
市場が以前に予想していたほど速くはありません。
テーパリングの決定は、経済状況の改善と雇用の最大化への明確な傾向に基づいていました。
利上げに関して、パウエル氏は、
資産買い入れの縮小は利上げと同一で考えるべきではないと述べています。
今回のスピーチは、他のFRB当局者が持っていたタカ派のスタンスを
パウエルが採用しなかったことを示しています。
テーパリングのスケジュールに遅れが出た為、
市場がリスク選好を強め、
米ドルは大きな圧力を受けました。
DXYインデックスは金曜日のセッション中に
約0.42%下落して92.690で週を終えました。
円も下落しましたが、
ユーロとCADはともに上昇しました。