国民民主への期待と、トランプトレードが混在
ドル円は、昨日153.88円まで上昇し、
152.40円へと調整したが、
現状153.47円まで反発している。
基調的にドル円は強そうだ。
背景には、来る大統領選挙でトランプ氏が
当選しそうなこと(トランプトレード)、
日本の政界が揺れ、国民民主党が
キャスティングボードを握り、
彼らの政策が実現しそうなことから、
財政拡大円安の思惑が働いている
ことがあるだろう。
30、31日と日銀政策決定会合が
開かれるが、政局不安から、
日銀の利上げし難い環境と
見なされていることもドル円を支える。
しかし、植田総裁は
「政局は関係ない」という趣旨の発言を
すると推測されることから、総裁発言で
円高への揺り戻しもありうると見たい。