中国経済対策への失望から、リスクオフ
エヌビディアが高値更新し、
日経平均は待望の4万円を回復した。
しかし、とりあえずの利食い売りに頭が
重くなり、3万9千円台後半で引けた。
ドル円もいったん輸出筋の売りや、
後場に入り中国株に売りが入り、
経済対策への過度な期待が剥落し、
それが日経下落から円高につながった。
イスラエルがイランの石油・核施設を
攻撃しないと伝えたことで原油価格が
急低下したことも、米金利低下から
ドル円の下げ材料となった。
150円はいったん意識されるレベルとは
思われる。また、原油はファンド勢の
ロングも積み上がり、もう少し
ポジション調整から値を崩しそう。
そうなると、米金利の低下を通じて、
ドル円には下げ圧力がかかる。
しかし、その効果も限定的だろう。
市場の一部ではトランプ氏の
大統領選勝利を織り込むかのような動きが
復活しており、目先はトランプトレードが
席巻しそう。ドル人民元は
7.13台へと急騰した。