主要通貨ペアに関する市場の前向きな感情の中、COVIDは不安をもたらす可能性があります
・米国の経済対策は進行中であり、市場はFRBの12月の議事録に注目
・Brexit交渉はようやく楽観的な見方を広めていますが、COVIDはGBPUSDの上昇を制限しています
・AUDは、PMIに続いて数年ぶりの高値にとどまり、雇用データは今週後半に発表される予定です。
米国での経済対策の話は、ついに市場にいくつかの高揚感をもたらしました。詳細は政策立案者から発表、現在の政策は2つに分かれており、それぞれ下院と上院の承認を求めています。さらに、政策立案者は、政府閉鎖を回避するための政府の資金調達法案として、1.4兆米ドルの巨額の策をリリースすることに合意しています。この前向きなニュースと相まって、FRBは今週12月の議事録を開示し、金利は変わらないままになると予想されています。しかし、資産購入の満期を延長することで刺激を高めるという話もあります。米国の小売売上高レポートはこの会議の前に発表され、賃金とオンラインショッピングの上昇が小売りの数字を11月の減少から支え、米ドルに明るい勢いを与える可能性があります。
火曜日のGBPUSDは、主にBrexitの期限の延長によってもたらされた楽観的な見方により、積極的に上昇しました。 EUのEU離脱交渉責任者であるミシェルバルニエは、「合意に達することができる」と述べており、英国側からもさらに多くの見積もりが出されており、合意の可能性が低くない事を確認しています。交渉の前向きな方向性は、市場がGBPに対するある程度の信頼を得るのを助けていますが、その利益はCOVIDによって制限されています。確認された症例が大幅に増加する中、ロンドンは最高レベルの制限に再び入る可能性が非常に高いです。ロンドンからそう遠くないところにあるニューヨークでは、COVIDの症例が増えるにつれ、夜間外出禁止令を再び発令することも検討しています。
AUDは米ドルに対して躍進を続けており、通貨ペアは数年ぶりの高値に近いままです。サービスPMIが55.1から57.4に上昇し、製造業PMIが55.8から56.0に上昇したため、オーストラリアの12月の経済データは有望でした。今週後半、オーストラリアは雇用に関する労働市場データを発表し、失業率は7%にとどまると予想されています。