パウエル議長コメントでドル反発

昨日パウエル議長は「利下げを急がない」
と発言し、年内は0.25％ずつの
利下げ2回を示唆した。マーケットは
1回は0.5％利下げと想定していた為、
若干ドルを買い戻す動きとなった。

本日、ドル円は144.53円まで上昇したが、
その後、利食い売りに押されて
143.50円近くを試す動きになっている。
おそらくもっと重要なのは、ユーロドルの
1.12レジスタンスが結局超えられなかった
ということか。ECBによる大規模利下げ
観測も高まっており、1.12が天井となれば
市場が少しユーロロングに傾いている
だけに、ショックは大きいだろう。

本日、日銀の主な意見がハト派的だった
こともあり、ドル円はいずれ145円前後の
レジスタンスを突破し、再上昇するのでは
ないかとの観測が強まっている。
円高に進んでいる間は、
円金利の上昇はないだろう。