じわっと進むドル売り
昨日ドル円が東京時間に激しく売られた。
理由は以下二つの材料。
(1)米労働省が年1回行う雇用統計の
ベンチマーク修正により、3月まで1年間の
雇用増が大幅に下方修正されるとの観測。
(2)カナダコンビニエンスストア大手、
アリマンタシォン・クシュタールが
セブン&アイ・ホールディングスに買収を
提案。もし加企業による買収が実現すれば
5兆円以上規模の円買いが
起こる可能性があるとの観測。
しかし、買収はすぐにはなさそうだし、
雇用の修正も、市場が想定する100万人を
超える規模というのも想像しがたい。
よって、目先は雇用増修正の件もあるが、
米利下げが今後行われることを前提に、
あらゆる通貨に対してドル高が
修正されそうだ。
ドル円は、ドルインデックス売りから来る
ドル円売りもあるが、構造的に円安に
なりやすい体質になっている。
いずれ再度円安も、やって来るのだろう。