円キャリートレードの巻き戻し
円キャリートレードの巻き戻しが続き、
円がその他通貨に対し急騰した。
来週水曜日に日銀政策決定会合が
開催されるが、与党の有力者が
円安対策として利上げを要求するなど、
当初の予想以上に日銀が大胆な
金融引き締めに転じるとの観測が
高まってきた。
同時に、イーロン・マスク氏が
「大統領選挙が終わるまで
メキシコ工場建設を凍結する」
と発言したことに象徴されるように、
トランプ大統領実現でこれまでの
円キャリートレードは、一時的に
撤退を迫られる状況が続きそうだ。
来週の日銀政策決定会合を見ないことには
積極的にドル円を買うことも難しい。
エアポケット的に円高が続きやすい状況。
この間にあまりにも円高が進むと、
チャートの形が悪化して、天井形成と
なりかねない危険をはらんでいる。