パウエル議長議会証言と12日発表の米消費者物価指数が焦点
フランス総選挙では、左派連合と
マクロン支持の与党連合が選挙協力を行い
ルペン氏率いる国民連合がまさかの
敗退となった。極右政権誕生の恐怖感は
なくなったが、左派連合を中心とした
政権となれば、それはそれで波乱要因だ。
しかし、マーケットは安定を
取り戻している。フランスとドイツの
10年債スプレッドは0.66%台へと低下、
フランスの株価インデックスCAC40も
比較的堅調だ。
焦点は米政策金利の行方に移る。
最大の注目点は12日発表の米CPIとなるが
その前にパウエル議長の議会証言がある。
このときに、パウエル議長はおそらく
CPIの数字がわかっていると思われる為、
それが証言ににじみ出るかもしれない。
本日はフランス政局を理由に
ユーロ円が売り込まれたが、
欧州に入って反動で買い戻されている。
基本的にリスクオンの状態だと思われる為
ドル円、クロス円の押し目買いで行きたい。