日経平均が急落
本日の日経平均は712円安、
3万8102円で引けた。
日経の下げ要因に関して、
直接的な理由はあまり明確ではない。
フランス発の政治波乱リスクや、事後的に
先週行われた日銀政策決定会合における
植田総裁発言がタカ派的だったと
されたりするが、どれも腹落ちしない
説明だ。米国株には8,9月に
下落する季節性があるが、
いずれくる調整局面に備えて、周辺に
利食い売りを入れているように見える。
為替市場では、フランス政局が目下の
最大の注目点だが、このまま行けば
マクロン大統領率いる「再生」は
大幅に議席減となり、ルペン氏率いる
「国民連合」が第1党となることは
確実で「コアビタシオン」となる。
EUの中核国であるフランスに、反移民、
反EU的主張をする首相が誕生すれば、
EUはまとまりを欠き、分裂の方向に
向かうかもしれない。こうした懸念が
ユーロの頭を抑えるだろう。