欧州債スプレッド拡大
「マクロン大統領が辞任を議論」
との報道にユーロが売られた。
欧州議会選挙で極右政党の国民連合が
31.4%の票を得て、与党連合の14.6%を
大きく引き離した。この結果を受けて、
マクロン大統領は国民議会(下院)を
解散する決断を下した。
しかし、万が一、極右政党の支持拡大が
確認された場合、フランス政局は
大きく揺れ動くことになる。
金融市場はフランス政局の動揺を反映し、
仏国債が売られ、独国債が買われる動きが
活発化し、スプレッドが広がっている。
イタリア国債も余波を受けて売られ、
こうなるとユーロは弱い。
様々なクロスでユーロは売られ、
これがユーロ円にも影響している。
クロス円の影響も考えると、
ドル円の動きは読み難いが、
調整に過ぎず、米CPI、
そしてFOMCを経過して
ドル円は再度上昇に転じるとみたい。