ドル円、介入後の高値に接近
ドル円は156.54円と介入後の
戻り高値156.78円に迫った。
ユーロ円も心理的レジスタンス
170円に近づき、利食い売りに
やや円買い戻しとなった。
特に材料はなく、介入警戒が
上値を抑えるが、下は下で買いはしっかり。
週末にG7財務相会合があり、
主なテーマはロシアの凍結資産を
ウクライナサポートに使う決定を
下すことだが、本邦財務省は
「急激な為替変動は望ましくない」との
G7合意を確認したい意向だろう。
来週明けは少し影響があるかもしれないが
メッセージだけではインパクトは
小さいだろう。
GDP統計でも明らかになったが、
日本経済は全く良くない。
利上げすれば景気後退に陥りそうだが、
金利を上げられなければ円安は続く。
円安を止める手段が尽きていると
考えるプレーヤーも多そうだ。
引き続き、円安警戒だろう。