パウエル議会証言が焦点
昨日の為替市場では、
米6月消費者物価指数が5.4%と非常に高い数字となったことで、
ユーロドル等でドル買いに反応したが、
ドル円の動きは限定的でした。
しかし、米30年債入札が不調に終わり、
米長期金利が1.42%へと上昇、
その結果ドル円も110.70円近辺まで上昇することとなりました。
本日は、パウエル議長による議会証言が最大の注目点。
おそらく現下のインフレ率上昇は「一時的」として、
緩和的政策を続けると言明することになるでしょうが、
それが為替市場にどの様に影響を与えるかと言うと、
あまりなさそうです。
どの国も低金利で、
金利市場の及ぼす影響に限界があるということと、
いかに議長が緩和続けると明言しても、
米経済が世界で最も好調ということは自明であり、
そこに資金が流れ続けるからだ。
ハト派的な言明でドルが落ちたところは、
ドル買いのチャンスだろうか。