新規失業保険申請件数にドル軟化
昨日は英中銀政策決定会合が焦点となり、
ハト派的な内容に、ポンドドル売りに
賭ける人が多かった。
同様に先日のスウェーデン利下げに、
欧州金利低下の発想から、
ユーロドルを売るプレーヤーも多かった。
しかし、新規失業保険申請件数が
予想を上回る23.1万件と発表されると、
ドル売りが優勢となり、結果的に、
ユーロドルやポンドドルは、
ショートカバーの動きから、
上昇して終わった。
ドル円も同様に下方向の動きとなったが、
155円台前半はしっかり、
五十日(5・10の付く日)だった事もあり
155円台後半への反発となった。
方向感のない市場で、
来週の米CPI待ちといったところ。
新規失業保険申請件数の数字は
ブレやすい為、来週はしれっと
通常通りの数字に戻るかもしれない。
方向感に乏しくなっているので、
結果的に「キャリー」ポジションに
資金は流れている。ペソ円、リラ円は好調。