スイスは利下げ、トルコは利上げ

中銀政策発表が集中する今週、
本日はスイス、ノルウェー、
トルコ、英、メキシコといった
中銀の発表がある。

驚きは、スイス。0.25％利下げに
踏み切った。市場の織り込みは
25％程度だったが、
スイス中銀政策決定会合が
年に4回しか開催されないことや、
インフレ懸念が消えたことを
考慮すれば、利下げに違和感はない。

スイスフランは急落し、ユーロスイスは
0.9670前後から0.9780前後へと
吹っ飛んだ。しかし、あまり安い所で
スイス・フランを売るのは
避けたほうが良さそう。

トルコは5％利上げし、年50％に。
中銀総裁がエルカン氏からカラハン氏へと
中銀総裁が交代し、政策の継続性が
懸念されたが、前総裁以上に
タカ派姿勢を見せた。トルコリラに対する
信頼性が高まるだろう。

ドル円は、昨日151.80円前後まで上昇し、
高値151.94円まであと僅かと迫った。
日経新聞に次の利上げは7月だ
というような報道もあったが、
現実的に大幅な利上げは考え難く、
円売りが続きそうだ。

FOMCは波乱なし。2回利上げに
シフトすると見られていたが、
3回のままだったので、
ドルは少し売られた。