ややハト派的だったFOMC議事要旨
昨年末の米株価上昇、米金利低下、
ドル下落相場の調整が
年初から起こっている。
問題は、これがどの程度続くのか。
おそらくポイントは米金利にあるだろう。
米金利が低下するから株価が上昇し、
ドルが下落した。もし、米金利が
現状の3月利下げを否定するような、
高金利が続くような状況となるならば、
ドルは上昇し、米国株は更に
下落するのかもしれない。
しかし、昨日公表された
FOMC議事要旨は、恐れていた程
タカ派的ではなかったと言える。一見、
タカ派的だが、高金利が続くことが
景気減速を招くリスクを
集中的に分析したとしている。
この部分が本質的なのだろう。
よって、いずれまた金利低下し、
ドル安株高局面に戻りそうにも見えるが、
明日米雇用統計を控えているので、
その結果を待たなければならないのだろう。
そして、円に関して言えば、
令和6年能登半島地震の影響で
日銀の政策正常化が遅れるリスクが
顕在化している。
そうであるなら、マーケットは再度、
クロス円の買いで攻めるかもしれない。