トルコ中銀、政策金利を2.5％引き上げ

トルコ中銀は政策金利を
2.5％引き上げて42.5％とした。
しかし、マーケットの反応は
あまり大きくない。声明文では
「必要な金融引き締めに
相当程度近づいた」
「できるだけ早期に
金融引き締めサイクルを
完了することを予想」と、
新たに引き上げた42.5％という金利で
引き締めサイクルが
ほぼ終了することを示唆している。

トルコリラの反応は限定的。
大きく下がらないということは、
上がらなかったとしても、
金利の上昇を好感していると解釈できる。

ドル円は昨日のNY引け際から売りが入り
NYクローズの143.70円前後から見ると
1円程度既に落ちている。
米国株も利食い売りに大きく下落したが、
その影響もあるのだろう。

昨日の英消費者物価指数は
かなり低下したが、グローバルに
インフレが沈静化していることを
示している。このまま、
世界的なインフレが沈静化したら、
世界各国の金利が低下し、
ドルには下げ余地が生じる。その一方、
円はこれ以上緩和できない所にいるので、
相対的に強くなることが予想される。

来年は、ドル安の年なのだろうか。
そうであるなら、年末年始で
先取りする可能性も出てくる。