低下する各国長期金利
英CPIは対前月比-0.2%、
対前年比3.9%と、
それぞれ予想の0.1%、
4.4%を大幅に下回った。
FRBが利下げ局面に入る可能性に言及し、
世界中の金利に低下圧力がかかったが、
英国の消費者物価指数の下げ方は
非常に速い。また、ドイツPPIも
対前月比-0.5%と予想-0.3%を
大きく下回り、独10年金利が
ついに2.0%割れとなっている。
米欧英各国のCPI低下を見ると、
来年は金利引下げ競争になるのだろうか。
こうした中、引き締めるとすれば、
日銀が唯一の中央銀行となり、
その意味では円高が
進みやすいのかもしれない。
本日発表された貿易赤字は予想よりも
改善したが比較的大きな赤字。
円安になる経路は健在だ。
金利差は縮小するが、貿易収支が
円高を阻止するかもしれない。