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FOMCを前に

本日発表された日銀短観は、
大企業製造業の業況判断が
予想を上回った(12、予想10)。
大企業非製造業の業況判断も
30と予想27を上回った。
この結果を受けて、
ドル円が少し下に突っ込み、
一時145.20円前後まで下落した。

だが、先日の米雇用統計、
そして昨日の米CPIにおいて、
やや強めの数字が発表されたこともあり、
本日のFOMCではややタカ派的な内容が
予想されている。よって、ドル円を
少しロングにしてFOMCを迎えようと
考えているプレーヤーは多少いるだろう。
その結果145.99円まで上昇している。

FOMCでは、ドットプロットが
注目されるが、おそらく前回同様、
2024年末の政策金利は5.00−5.25%
との予想が多数を占めるだろう。
インフレはピークを打ち、
米金融政策もおそらくピークではあるが、
いつ利下げを開始するかは、
読めない部分が多い。

おそらく当初はタカ派的と解釈されうる
FOMCとなるだろうが、
会見でのパウエル議長は、前回同様、
それほどタカ派的でないかもしれない。
タカ派的なイメージであれば、
ドル円は買われる。しかし、
思いがけずハト派方向の発言が
聞かれたならば、来週日銀による
政策決定会合を控えていることもあり、
その時はドル円売りで反応するだろう。

はっきりとは読めないFOMC、
静観して臨みたい。


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