英、ロックダウン全面解除を延期
英国は昨日、6月21日に外出制限を全て解除する予定だったが、
このところ新規感染者数が伸びていることから、
解除の時期を7月19日まで
1ヶ月ほど先延ばしすることを決定した。
英国経済が特別他に比べて悪いわけではないが、
量的緩和の縮小を前回5月6日の会合で主張した
ホールデンチーフエコノミストが6月に退任することや、
北アイルランド問題がEUとの間で揉め始めていることもあり、
ポンドの先行きにやや不透明感が出てきたかもしれない。
FOMCを控えていること、
本日は米小売売上高始め、
NY連銀製造業景気指数等々、
様々な指標発表があることもあり、
本日も基本様子見の一日になりそうだ。
中銀関係者の発言も多いが、
やはりベイリー英中銀総裁発言には注意だろうか。
ECBは先週10日にPEPPの購入額維持を決定したが、
昨日の購入額はいつもの半分となった。
事実上のテーパリングが始まったとの思惑も出やすいので、
ユーロポンドの買い戻しにも注意か。