米ドルはわずかに上昇しましたが、本日発表の5月CPIを前に5か月来の安値付近で推移しています。
木曜日の朝、
USDはアジアでわずかに上昇し、
90を超えました。
現在、DXYインデックスは約90.2で取引されていますが、
まだ5か月来の安値付近で推移しています。
本日の市場では、
5月の米国消費者物価指数とECBレートの決定という、
2つの重要な出来事に注目が集まっています。
先月、投資家は
過去12年間で最大のインフレ上昇を目の当たりにし、
FRBが予想よりも早く金利を引き上げるのではないか
という懸念を引き起こしました。
それにより一時的に米ドルは上昇しましたが、
FRBが政策に変更はないと繰り返し表明後、すぐに下落。
一方中国では、中央銀行総裁が、
2021年のインフレ率は2%未満にとどまり、
公式目標の3%を下回ると予測しました。
ECBの会合に関して、
投資家はテーパリング(量的緩和の縮小)の兆候を探すでしょう。
市場のコンセンサスは
金利と資産購入は変化なしというものですが、
引き締めの兆候があれば、
ユーロの動きに影響を与えるでしょう。