為替は米CPI待ち、仮想通貨は不思議な下落
為替マーケットは膠着してきた。
米CPIの発表を木曜日に控えているからだ。
先月は、悪い米雇用統計でドルが下落し、
米CPIで急反発した。
今月も同じようなパターンになるだろうか?
しかし、おそらく先月ほど為替の反応はないだろう。
大きめのインフレ指標が出てくるのは分かっている。
先月で慣れてしまった。
問題は、大きなインフレ指標が出ても、
米長期金利が上がらず、ドルが上昇しないときだろうか。
その時は、事件だ。
膠着する為替相場を尻目に、
仮想通貨は上がったり下がったり忙しい。
新高値を追う雰囲気はなくなったが、
それでも安いところではしっかりと
買いが入るパターンを繰り返してきた。
問題は本日の下げの真因がわからないことだ。
米石油パイプライン会社がロシア系ハッカーに攻撃され、
身代金をビットコインで払わされたが、
米司法当局はそれをあら方取り返したらしい。
どうやって? と思うが、
資金の流れを分析し、最終的なアカウントを突き止め、
その秘密鍵を手に入れたらしい。
しかしどうやって秘密鍵を手に入れたのか?
スパイを使って探しだしたのであれば、
大した問題ではないが、
量子コンピューター等を使って
力づくで秘密鍵を暴いたのであれば、大事件だ。
そうであれば、仮想通貨の魅了は大きく低下し、
もっと暗号の桁数を上げなければならない。