エルドアン大統領「我々は金利を引き下げる必要がある」
エルドアン・トルコ大統領は
「我々は金利を引き下げる必要がある」と発言しました。
しかも今回は、投資負担軽減のためにも
7月、8月に金利が低下し始める必要があると
具体的な期間にまで言及しました。
エルドアン大統領は前任の中銀総裁を更迭して
現在の総裁を任命した。
つい最近も副総裁を解任したばかりである。
こうした状況が続けば、
当然トルコリラには良くはない。
エルドアン大統領が利下げを焦るのは、
自身の支持率が落ちているのも一因のようだ。
最近の世論調査によると、
最大のライバル、イマモール・イスタンブール市長に比べて
支持率が10%低いようだ。
景気をどうしてもてこ入れしたいのであろう。
結局トルコリラは、
エルドアン大統領の任期が続く限り
下落し続ける運命にあるようだ。
今朝も12.44円まで下落したが、
何かあれば瞬間的に大きく下落するリスクがある。
投資にはとても向いてない通貨ペアと言える。
その他の通貨は、雇用統計待ちとなり、
もみ合いが続きそうだ。
カナダドルは、昨日1.20の大台突破が期待されたが、
GDPが予想より悪く、失敗した。
ユーロドルも1.2250前後が非常に重い。
クロス円は今のところ堅調だが、
ポンド円が意外に伸びず
ロングが引っかかっている。少し注意か。