FRBが金融緩和政策の維持を改めて主張し、米ドルは下落を継続。CNYは勢いをつけ注目を集めます。
火曜日にFRBが金融緩和政策の維持を改めて主張し、
米ドルは主要通貨に対して下落傾向を拡大。
米国債利回りも数週間ぶりの安値に落ち込み、
10年債は1.56%下がりました。
米国の消費者信頼感に関する最新のデータによると、
雇用市場が楽観的に見えるため、
5月は14か月来の高水準にとどまっています。
一方、住宅市場は減速の兆しを見せています。
4月の新築住宅販売件数は、
主に供給の制約により減少しました。
米ドルとは対照的に、
オンショア人民元(CNY)が注目を集めています。
火曜日のアジアでのセッションでは、
対ドルで2018年以来の高値をつけ、
6.3925に達しました。
中国の主要な国有銀行は、
人民元の勢いを抑える為に6.40前後でドルに買いをいれたもようです。
中国は依然として、
海外への商品の輸出を通じて経済を支えるために、
現地通貨の弱さに大きく依存しています。
したがって、CNYの急激な上昇は、
輸出に悪影響が及ぶ可能性があります。