投資家がインフレの上昇を懸念し、米ドルは低迷。小売売上高が好調な為、豪ドルは上昇傾向を続けています。

投資家は、FRBが金融緩和策を継続するだろうと考え、
米ドルは約10週間ぶりの安値で低迷しました。
普通国債と物価連動債（ＴＩＰＳ）の利回り格差である
ブレーク・イーブン・インフレ率は、
５年物は2011年4月以来の水準に達し、
10年物も2013年以来の高水準に達しました。

株式市場も同様の結果で、
ハイテク株に大きく引き下げられました。
ダウ工業株30種平均は0.1％下落し、S＆Pは1％下落し、
ナスダック総合指数は約2.6％下落しました。
シティグループは、グーグルとフェイスブックの株式投資判断を
「購入」から「ニュートラル」に引き下げしました。
アナリストは、今後デジタル広告収入は
減少する可能性が高いと考えています。

5月のAUDはこれまでのところ非常に好調です。
最新のデータによると、
オーストラリアの小売売上高は前月比1.3％、
前年比2.0％増加しており、
個人消費が増加していることを示しています。
さらに、RBAは2021年末の経済予測を引き上げました。
失業率は6％から5％に下方修正され、
GDPは3.5％から4.75％に上方修正されました。