フィッチ米国債格下げで市場混乱
フィッチが米国債を1ノッチ格下げした。
AAAからAA+へ。当初は、
格下げの影響は限定的と解釈され、
ドル円は143.35円前後まで戻したが、
日本株の下げが加速すると、
後場からドル円も急激に値を崩した。
安値は142.24円まで。
2011年に
スタンダード・アンド・プアーズが
米国債を格下げした時、
米ダウは翌日5.5%下落した。
直近の高値12739ドルから
安値10404ドルを考えると、
18%もの下落だった。米ダウは
2ヶ月底ばいを続け、翌年4月末に
大きく上昇、今から見ると
取るに足らない下げだった。
しかし、当時、
スタンダード・アンド・プアーズは
米国債を「ネガティブウォッチ」のままに
したことを考えると、今回はその時ほど
ネガティブではないし、結局
あの時の下げも、今から見ると
ノイズでしかない。今回も、
単なるノイズで終わるだろう。